きのしたカイロプラクティック(香川県高松市・木下カイロプラクティック)

国際基準をクリアした本格的カイロプラクティック

TEL.087-835-0711

〒760-0063 香川県高松市多賀町2-16-18-1F

2014年

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、日本整形外科学会が2007年に提唱した「運動器の障害による要介護の状態や要介護リスクの高い状態」を表したものです。
平均寿命が延び、運動器(筋肉、腱、靭帯、関節、神経など)を長期間使用する時代になり、運動器の障害が増加しているため生まれた新しい言葉です。
最近のテレビの健康番組でよく耳にしますの、知っている方も多いと思います。
運動習慣のない生活を続けていると運動器が衰えていきます。
運動器が衰えてくると、骨粗しょう症、変形性関節症、変形性脊椎症などになる可能性も高くなります。
活動量が低下しないように、ウォーキングしたり、トレーニングすることを心がけ、健康に日常生活を送れる「健康寿命」を延ばしましょう。
また定期的にカイロプラクティックによる運動器のケアをおすすめします

健康寿命を延ばす下肢筋力トレーニング
①つま先立ち
ふくろはぎのトレーニングです。
椅子や机や壁につかまって立ち、ゆっくりとつま先立ちになります。
そしてゆっくりとおろします。
5回~10繰り返します。
バランス機能や歩行機能に重要な筋肉なのでぜひおこなってください
また腰痛の方にもおすすめです。

②膝のばし運動
椅子に座り、姿勢を正しましょう。
片足ずつおこなうモモの筋肉のトレーニングです。
ゆっくりと膝を伸ばします。
5秒間停止、ゆっくりと戻します。
5~10回おこないます。

③ももあげ
立った状態か座った状態でおこないます。
ゆっくりとももあげをします。
無理なく挙がるところまで挙げましょう。


(作成中)

スポーツマンと運動制御系

フィードバック制御とフィードフォワード制御とエファレントコピー

〔フィードバック制御〕
優れた運動をするに当たって、すごく重要なのが感覚をモニターすることです。
反射と違って、スポーツでの運動は自分の意図した運動ができるかどうかが大事です。
自分のイメージした動きどおり動かすためには、瞬間・瞬間をモニターして誤差信号を検出して補正することが必要です。
そうすることによって精密な運動ができます。

フィードバック制御はよく空調調節に例えられます。
目標とする室温を設定しておいて、計器が周辺温度をモニターして、
設定温度より高ければ、室温が設定温度に下がるように働き
設定温度より低ければ、室温が設定温度に上がるように働く。
設定温度との誤差を検出して、すぐさま調節する。

その検出器が、身体では固有受容器と呼ばれ筋肉や関節に多く存在します。
つまり、筋肉や関節から大脳・小脳などへの感覚入力だ大事だということです。

しかし、関節のゆがみなどが存在すると正常な感覚入力が行われません。
感覚フィードバックが減るということは、運動調節機能が低下するということです。
技術力の高さを競う競技などでのパフォーマンス低下につながります。
また関節のゆがみの前段階の状態の神経機能の促通や減少がある場合も正常な感覚入力が行われていません。
こちらもやはりスポーツでのパフォーマンスを下げてしまいます。

当院のカイロプラクティック検査では、身体をいろいろ動かしていただいて、正常な感覚入力が行われているかどうかを検査します。
神経機能異常があれば施術し、正常な感覚入力が行われるようにします。
固有受容器からの正常な感覚入力できるようにすることで、スポーツのパフォーマンスを高めています。
西洋医学の「静止」を診る画像診断ではなく、「動き」を診るカイロプラクティック検査がスポーツマンのパフォーマンを高めるに当たって重要です。

〔フィードフォワード制御〕
もうひとつの運動制御系はフィードフォワード制御です。
簡単にいうと「予測制御」です。
これは姿勢と運動の調節をするためによく使われます。
例えば立位時に右手を上げる時、手より先に足の筋肉を収縮して、身体のバランスの変化に備えます。
ボールをキャッチするときに、ボールの軌道と時間を計測して、ボールをキャッチする前に腕の筋肉の緊張を高めておきます。
重いものを持ち上げるときには、重さを予測して、体幹、腕、脚などの筋肉の緊張を高めておきます。
このようにフィードフォワード制御(予測制御)はこれまでの経験や感覚入力を非常に必要としています。
反復練習を行い、経験を積み重ねることで、予測制御がより正確になり「迅速な動き」が可能になります。
またこれは脊髄でフィードバック・メカニズム作用を修正することができます。

〔エファレントコピー〕
運動信号が運動系に伝わると同時に、小脳をはじめとする運動調節系にも運動信号のコピーが送られます。
錐体路(主要な運動の伝導路)の神経軸索はおよそ100万本で、その20倍は大脳から運動調節系に送られています。
正確かつ速い運動には運動調節系が重要ということです。
(執筆中)

モニター募集中

モニター料金で施術受けることが可能です

〔追加〕
視力改善したい方、視力回復コースをモニター料金で受けられます。
ぜひご相談ください
(2014年7月まで)

〔終了〕
アトピー性皮膚炎などのかゆみ症状

食事に集中しませんか?

テレビを見ながら、新聞を読みながら、パソコンを見つめて仕事をしながら食べる『ながら食い』は、太りやすくなるといわれています。
「食べた」という認識が鈍くなって満腹感が味わえず、食べる量が10~25%増えてしまうそうですが、どうやら満腹感だけでなく味覚も鈍るようです。
オランダの研究で被験者に知的作業(記憶テスト)をしながら食事をしてもらったところ、被験者は食べた物を「味気ない」と感じる傾向が高くなることがわかりました。
注意が散漫になっている状態で食べ物を口にすると、味をしっかり認識するまでに時間がかかり、自ずと食べる量が増えるほか、塩気の強いクラッカーに手が伸びたり、飲み物に砂糖を追加したりするのだとか。
「現代は一度に複数のことをするのが当たり前な社会になっているが、テレビを見ながら、車を運転しながら食べると、味覚認識が弱まり、不健康な摂食行動につながる」と研究者は指摘しています。
ダイエット中だけでなく、普段から『ながら食い』の食習慣は改め、食事のときには、食事のみに集中する習慣を身につけるようにしましょう。
また、できることなら食事の時間をのんびりととることでより満足感を味わい、大脳の満腹中枢がより早く働き始め、食べ過ぎを防ぐことができるでしょう。
ワイン愛好家のように、料理のにおいや彩り、舌触りなどなど様々な刺激を楽しんでください。
食材や農家さん、料理人への感謝礼節も忘れてはいけません。
礼にはじまり礼におわる。
「いただきます」「ごちそうさま」というあいさつをすることでより食事を意識できます。
食事は、私たちの命にとって欠かすことのできない大切なものです。
医食同源、食生活で私たちの体調は大きく左右されます。
食事に注意することが病気を予防する最善の策ですね。

眼球運動の基礎

カイロプラクティック神経学のためのまとめノート(眼球運動編)

〔眼球運動の用語〕
elevation:上方への動き
depression:下方への動き
adduction:内方への動き
abduction:外方への動き
intorsion:Y軸中心に内まわり、目の上端が鼻の方へ回旋
extorsion:Y軸中心に外まわり、目の上端が鼻から離れる方へ回旋
eyemovement
eye_ball_xyz

〔外眼筋の機能(primary,secondary,tertiary)〕
上直筋(SR) elevation, intorsion, adduction
下斜筋(IO) extorsion, elevation, abduction
内直筋(MR) adduction
外直筋(LR) abduction
下直筋(IR) depression, extorsion, adduction
上斜筋(SO) intorsion, depression, abduction

上記に外眼筋の作用を示したが、眼球運動は複数の外眼筋が共に作用する。
例えば、上を見るときは場合は、上直筋・下斜筋が共に作用する
ele_dep_sr_io

どちらの働きが強いかは、側方の位置によって変化する
外側を見た状態から上側を向く場合は主に上直筋が強く作用する
内側を見た状態から上側を向く場合は主に下斜筋が強く作用する
lateral_gaze_ele_dep

わかりやすく図にまとめると
eye_function_chart
このように左右の位置によって上方、下方に動かす優位な筋が変わってくる。
眼球運動検査(H字検査)でH字を書いて順序よくこれらをチェックしていく。

[内転時と外転時の4つの垂直眼球運動筋の作用のまとめ]
SR(adduction)intorsion(abduction)elevation
IO(adduction)elevation(abduction)extorsion
IR(adduction)extorsion(abduction)depression
SO(adduction)depression(abduction)extorsion

H字検査のほかにも対角線上の動き、左右の動きのチェックする方法もある
カイロプラクティック神経学はこの方法を使う。
眼振がないか、overshootしないか、眼球運動の最終域でintorsion,extorsionしないかなどなど、正常に機能しているか注意深くチェックします。
eyemovement_edi_small
Mechanical advantage(primary,secondary,tertiary)
(SR) elevator,abductor,extortor
(IO) elevator,addctor,intortor
(IR) depressor,abductor,extortor
(SO) dpressor,adductor,intortor

〔外眼筋の支配神経〕
CN3・・・SR,IO,MR,IR(この4つのEOMsに加え、上眼瞼挙筋、毛様体筋、瞳孔括約筋も支配)
CN4・・・SO
CN6・・・LR

↓↓↓↓執筆中↓↓↓↓

〔CN3,4,6の麻痺〕
動眼神経麻痺(oculomotor nerve palsy)、第3脳神経麻痺(3rd palsy,CN3 palsy)
①SR,IO,MR,IRの麻痺がおこる。
LR,SOのトーンは維持されているため、眼球は代償的に外下方へ変位。
②上眼瞼挙筋、毛様体筋、瞳孔括約筋の麻痺がおこる。
眼瞼下垂、対光反射消失、散瞳がみられる。
右CN3麻痺の場合
(正面視)
cn3p_01
右目は右側へ偏倚している(LR,SOのトーンは維持されているため)

(ptosis)
cn3p_ptosis
右側のまぶたが下垂する(上眼瞼挙筋が麻痺するため)

(右上をみる)
cn3p_up_right
右上を見ようとしても右方には動くが右上方には動かない(SRは麻痺、LRは正常に機能する)

(右下をみる)
cn3p_down_right
右上を見ようとしても右方には動くが右下方には動かない(IRは麻痺、LRは正常に機能する)

(左をみる)
cn3p_left
左を見ようとしても中央までしか動かない(MRは麻痺、LRは抑制されている)
輻輳でも内側に動かない(MLF症候群では輻輳は内側に動く)

(左上方をみる)
cn3p_up_left
左上方を見ようとするが中央までしか動かない(IO,MRは麻痺、LRは抑制されるため)

滑車神経麻痺(trochlear nerve palsy)、第4脳神経麻痺(4th palsy,CN4 palsy)
階段を下りる、本を読むなど視線を下に向ける動きが困難になる。
(図正面)
cn4p_01cn4p_02
右目は上方へ偏倚している(SOが麻痺、拮抗筋のSR,IOのトーンは正常のため)

(左下方をみる)
cn4p_down_left

外転神経麻痺(abducens nerve palsy)、第6脳神経麻痺(6th palsy,CN6 palsy)
(正面視)
cn6p_01
LRは麻痺、拮抗筋のMRのトーンは維持されているため右目はaddaction

(右をみる)
cn6p_right
LRは麻痺、MRは抑制されるため右目は正面までabdaction

[三半器官と小脳と眼球運動(VOR)]
eyemovement_canal
R anterior canal     (R)SR (L)IO
R horizontal canal (R)MR (L)LR
R posterior canar   (R)SO (L)IR
(R cerebellum)

vor_01
(イラスト解剖学の図を参照。対側の半規管は発火頻度が減少し、同様のシナプスを介し、図の働きを助ける)
(訂正:図の数字5は6に訂正)

〔三半規管〕
vor_semi_canal
右前半規管と左後半規管は同じ面に位置しているため機能的なペアになる。
まとめると
L horizontal canal—R horizontal canal
L Anterior canal—R Posterior canal
L Posterior canal—R Anterior canal

バタフライハグ

いつでもどこでもできる心のセルフケア「バタフライハグ」。
自分で自分をやさしく抱きしめてトントンして癒します。
不安なとき、悲しいとき、憂鬱なとき、パニックになったとき、切ないとき、癒されたいときにどうぞ!
気分が落ち着いて、すごく安心します。

「美しい蝶」がやってきてあなたをハグしてくれます。
butterfly_hug

①まずはリラックスしましょう。
両手を胸の前で交差して、右手で左肩を、左手で右肩あたりをやさしくそっと抱きしめます。

②目を閉じて、手のひらでやさしくトントンと交互にたたいていきましょう。
赤ちゃんを寝かせつけるときのようにやさしくやさしくトントンと。

③20~30秒したらそっと目を開けてください。

いかがでしたか?
トントンしている時に「大丈夫だよ」など心の中でやさしく声をかけてあげるのもいいと思います。

butterfly_hug2

交互にトン(右)、トン(左)としていくのですが、
私個人的には、自分が一番心地よいと感じる刺激がいいと思います。
左右同時にトン、、、、(間があって)、、、、、、トン、、、、、、でもいいですし
やり終わったときにやすらぎや安心感を感じているかが重要です。

パッシブケアとアクティブケア

健康を目指して運動をはじめたのに、かえって体調が悪くなった経験ありませんか?

疲労困憊になり、身体の機能がいちじるしく低下している場合に過度な運動をしてしまうと、
それは身体にとって大きな負担となります。
ご自身の健康レベルによって運動量を調節しなければなりません。

まずはカイロプラクティックなどのパッシブケア(受身のケア)からはじめましょう。
図のように健康レベルの低いときほどカイロプラクティックケアを多く取り入れて、
健康になるにしたがって治療間隔をあけていき、そして体操やストレッチ、ウォーキングなどのアクティブケアを増やしていきます。

active_passive

パッシブケア(受動的ケア、受身のケア)
カイロプラクティックなど

アクティブケア(能動的ケア、意欲的なケア)
ウォーキング、ランニング、トレーニング、体操、ヨガ、ピラティスなど

ストレスに対する身体反応」のページで書いたように、
体調がすぐれないときは、身体はストレスに対して必死に働いて非常にエネルギーを消耗している時期です。
また「疲憊期」のようにどんどん衰弱していっている時期かもしれません。
まずは「静養生」「食養生」「心養生」を心がけてください。
心身は栄養と睡眠とリラクセーションを求めています。
そして、カイロプラクティックケアを行い、自然治癒力を上げて身体の機能を向上させましょう。

体調がよくなってきたら、少しずつ運動をはじめて体力づくりしながら
定期的にカイロプラクティックで健康管理ケアをしましょう。

ストレスに対する身体反応

医学博士であるハンスセリエは学生時代に、どの病気の患者さんにも顔色が悪い、食欲がないなど同じような症状がみられると感じていました。
研究員となりマウスを使った実験で、騒音や寒冷、回転ドラムによる強制運動、恐怖、痛み、拘束など、様々な刺激に対して共通する反応がみれらることを発見しました。
このような有害な要因(ストレス源)に対して、身体を守ろうと適応するために起こる身体の一連の反応過程を一般適応症候群(General Adaptation Syndrome)と名づけて、
ストレスを受けてからの時間経過とストレス適応状態によって、第1期から第3期までの3つの時期に分類しました。

〔第1期〕:警告反応期 (ショック相と反ショック相があります)
ストレスがかかるとまずは血圧低下、心拍低下、筋緊張の低下などの反応が見られます(ショック相)。
これは有害刺激に対して十分な反応ができず、いわゆるショック状態になっています。
その後ストレスに適応するような働きがはじまり(反ショック相)、血圧上昇、体温上昇、筋緊張も高まってきます。
そしてショック相にみられる兆候がみられなくなります。
下垂体前葉からACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の分泌を介してコルチゾール(ストレスホルモンとも言われています)の分泌が促進されます。
糖代謝をはじめ、タンパク質代謝、脂質代謝など様々な代謝を高めたり、リンパ球の生成や炎症を抑制する作用があります。

〔第2期〕:抵抗期
ストレスに対する適応反応が獲得された時期で、正常な状態を取り戻したかのように見えます。
しかし本当はストレス源に対して適応しようと身体は必死に働いている時期で、非常にエネルギーを消費しています。
いわゆる綱引き状態です。
この時期にストレスがなくなったり、減ったりすれば身体は健康に向かい、
ストレスが持続して、エネルギーを消費し過ぎて枯渇すると次の「疲憊期」に進んでしまいます。

〔第3期〕:疲憊期(ひはいき)
ストレスが持続することによって、副腎皮質ホルモンの分泌が低下し、だんだんと抵抗力や代謝能力が低下していく時期です。
適応能力が減退してしまい、様々な器官が正常に機能しなくなり身体は衰弱していきます。
ストレスがなくならなければ、さらに衰弱していきます。
general_adaptation_synd2

以上のようにストレスが加わると1連の適応反応がみられます。
つまり
ホメオスタシスを妨げるような有害なストレスが長く続くと、やがて身体は衰弱していろいろな器官が正常に機能しなくなる」
だから
「早めにストレス源に対処していきましょう」
「まずは食事、睡眠、呼吸を十分にとり、エネルギーを補給してください」
「よくなろうと運動などをがんばりすぎてエネルギーを消費しすぎないようにしてください」
ということです。

ストレスにも「良いストレス(eustress:ユーストレス)」と「悪いストレス(distress:ディーストレス)」があり、
ヒトにはある程度のストレスが加わるほうが健康のためには良いです。
以前にもいったようにヒトには「刺激」が必要不可欠。
長期的なディーストレスを減らして、心身に心地よい刺激(ユーストレス)を与えましょう。