きのしたカイロプラクティック(香川県高松市・木下カイロプラクティック)

国際基準をクリアした本格的カイロプラクティック

TEL.087-835-0711

〒760-0063 香川県高松市多賀町2-16-18-1F

12月

02.神経系の生存条件

01話でお話したように神経系の生存条件のひとつは「刺激」です。
もうひとつは「燃料の供給」です。

神経細胞にとっての燃料は2つあります。
それは「酸素」と「グルコース」です。
グルコースは糖が分解されたもので、ブドウ糖ともいいます。
ヒトの大脳を始めとする中枢神経系ではグルコースが唯一のエネルギー源です。神経細胞は細胞内にエネルギー源を蓄えておくことができないので血液中から取り込むグルコースだけが頼りです。
細胞呼吸でグルコースと酸素が水と二酸化炭素に分解される過程でエネルギーが産生されます。
グルコース+酸素→二酸化炭素+水+エネルギー(ATP)
「酸素」「グルコース」どちらかひとつでも低下すると、ニューロンの遺伝子によるたんぱく質の合成が低下して、神経の機能異常になります。

つまり神経細胞が生きていくためには
「刺激」「グルコース」「酸素」が必要ということです。

「刺激」についてもう少し詳しくお話したいと思います。
刺激には2つのタイプがあります。
それは「絶え間なく続くもの(constant)」と「そうではないもの(non-constant)」です。
Constant:筋肉の筋紡錘、ゴルジ腱器官、関節受容器などの様々な固有受容器
Non-constant:味覚、嗅覚、聴覚、視覚、触覚などの五感の刺激

固有受容器(propriocepter)とは、筋、腱、関節にある「空間における生体の位置と姿勢を感受する受容器」です。
感覚受容器である筋紡錘と腱紡錘は筋肉の情報を、常に中枢神経系に伝えています。
関節受容器も様々なタイプがあり、常に中枢神経系に情報を伝達しているものもある。
この筋肉や腱、関節受容器から常時刺激が我々の神経機能の維持に重要ということです。
ですからカイロプラクティックアジャストメントでリセットゲインをして筋紡錘の感度を正常化したり、関節受容器からの入力を正常化することは非常に重要である。

このように私たちの神経系は「レセプターに基づいた感覚依存のシステム」です。
サブラクセーション(ゆがみ)を矯正して正常な情報伝達が行われるようにしましょう。

コンセントカバー

toucaさんでコンセントカバー買いました!
玄関の照明スイッチで、よく目に付く場所だったのでオシャレにしたかったんです

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取り付け完了!
いい感じです。
コンセントカバーの木の感じが玄関の帽子掛けの雰囲気とマッチしました!
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03.神経の生存条件が減ると

神経が生きていくためには
「刺激」と「燃料(酸素とグルコース)の供給」が必要というお話をしてきました。
それが低下したときの変性過程をわかりやすく表にまとめてみました

「刺激」「酸素」「グルコース」が低下

たんぱく質合成が低下

ミトコンドリアのATP産生が減少

細胞膜上のNaポンプの機能が低下

細胞内にNaイオンが流入し細胞は膨潤(swelling)する

核は周辺においやられる

嫌気性解糖が進みピルビン酸、乳酸が増加して活性酸素が増える
この過程で脱分極が進み、神経は非常に興奮しやすくなる。

活性酸素によるDNA、RNA損傷などが起こる

神経変性により細胞のネクローシス(壊死)にいたる

細胞死にはアポトーシスとネクローシスがあるわけですが、ネクローシスは細胞内容物が放出され、周辺組織に炎症反応が引き起こされます。
アポトーシスはプロクラムされた細胞死で、発生過程での神経ネットワークの形成にも役立っています。
人は産まれるときに約半分の神経細胞が死ぬという話を聞いたことがあります。
こちらは炎症反応は引き起こされません。
発生過程でも、出産後でも起こっています。

04.血中酸素飽和度

神経の生存条件は刺激、酸素、グルコースというお話をしてきました。
この回では『酸素』についてお話します。
安静時における組織100gあたりの酸素消費量は、心臓、腎臓の次に脳は多く、身体の器官の中でも非常に酸素を必要としている。

『酸素』の不足は神経機能異常につながるので、血中酸素飽和度(SpO2)を計測することは神経系を評価するに当たって極めて重要です。
カイロプラクティックで矯正しても血中酸素飽和度が低ければ、矯正効果を十分に発揮できないことでしょう。
当院では帝人のパルスオキシメーターを用いて計測しております。
SpO2の正常値は96%以上です。

血中酸素飽和度が下がる原因で多いのは肺炎、痰づまり、肺気腫、気管支喘息などの呼吸器疾患です。
カイロプラクターとしてよくみる低酸素の方は、発熱、鉄欠乏性貧血、いびき、無呼吸症候群、気管支喘息、不良姿勢や肩こり、関節や神経の機能障害かもしれません。

[鉄欠乏性貧血]
赤血球に含まれるヘモグロビンは、身体中に酸素を運ぶ重要な働きをしています。
鉄が不足するとヘモグロビンの産生がうまくいかなくなるため、赤血球1個あたりのオキシヘモグロビンが減ります、そのため酸素運搬量が減り、血中酸素飽和度が下がります。

〔いびき、無呼吸症候群〕
いびき、無呼吸など睡眠呼吸障害による低換気で血中酸素飽和度は下がります。
原因としては肥満、アルコール摂取、扁桃腺肥大、睡眠時の体位、顎が小さい、舌の肥大などなど。
「肥満」や「アルコール摂取」関しては自身で対処しやすい問題です。自己管理しましょう。
カイロプラクティックケアはいびきの改善にも役立ちます。
またウォーキングや呼吸法、咀嚼などのリズム性運動でセロトニン神経系(B1,B2)を活性化して、筋緊張を維持することで無呼吸を抑えることもできます。

[不良姿勢、筋肉の過緊張、関節や神経の機能障害による低換気]
呼吸には横隔膜の運動を主とする腹式呼吸、肋間筋の運動を主とする胸式呼吸があり、通常は共同の胸腹式呼吸です。安静時には主として腹式呼吸が関与しています。
横隔膜は第3〜5頚髄から出力する横隔神経の支配を受けているので頚椎サブラクセーションでは十分な情報伝達が行われず、腹式呼吸の働きの低下につながります。
また胸椎サブラクセーションや筋肉の過緊張、不良姿勢によって、胸郭拡張が十分に行われないかもしれません。
サブラクセーションや不良姿勢などでは血中酸素飽和度は大きく下がることはない思います、下がっても1〜2%程度でしょう。
カイロプラクティックは「より良い健康」を目指すものであり、このようなわずかな客観的データの改善でも神経機能改善には重要です 

メンタルヘルスケア

心と身体はいつもひとつです。
心の問題は身体の問題を引き起こし、
身体の問題は心の問題を引き起こします。
ですから、ボディーケアと共にメンタルヘルスケアもとても重要です。

きのしたカイロプラクティックでもストレス緊張反射除去療法を行っています。
カウンセリングとは違い、身体に起こるストレス緊張反射を取り除くものです。

例えば
職場ですごく緊張してしまう苦手な人がいて、その方がある香水をつけていたとします。
何度も繰り返し同じ状況になると、「緊張-香水」が学習されてしまい条件反射が起こってしまいます。
その方がいなくても、同じ香水を嗅ぐと、反射的に緊張してしまうというわけです。

主人と何度もケンカをしていると『主人-イライラ』が結びついて、
主人の顔みるだけでイライラするようになったり、

職場で上司に何度も怒られると『上司-恐怖』が結びついて、
上司の顔みるだけで恐怖で脈がはやくなったり、ビクビクしたり

と知らず知らずの間にリラックスしようと思ってもリラックスできないカラダになってしまいます。

当院ではストレス緊張反射除去療法でそのような状態をリセットしていきます。
ストレス対象をイメージしてもらい、身体のどこに緊張反射やエネルギーブロック反射が出ているか診ていき、そこを矯正して身体のトラブルを改善していきます。
この施術はあくまでストレスによって身体に起こる問題を解決するものです。

ストレスに対しての『気づき』も必要です。
本当はこう思ってたんだ、本当は○○だったんだetc
その点に関してはカウンセラーのお仕事です。

肉体面からストレスを緩和する「きのしたカイロプラクティック」と
心理面からストレスを緩和する「カウンセリング」
両方行うことでよりスムーズな改善が期待できます。

普段の生活ではいろいろなワードを『言い換え』てみるのも良いでしょう
「ここが悪かった」ではなく「ここをこうすればもっと良くなった」
ネガティブな言葉をいれずにポジティブな言葉を入れると大脳の認識の仕方も変わってきます。
ぜひ取り組んでみてください

カウンセリングについてはこちらにご相談ください。
香川カウンセリングセンター
〒760-0018 高松市天神前10-5
高松セントラルスカイビル6F
087-861-3108
受付時間 月火水金9:00~20:00 木17:00まで
http://www.kcc-web.jp/

花と雑貨のお店 hana-hiyo

雑貨やお花が好きな方はここもぜひチェックしてください。

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【花と雑貨のお店 hana-hiyo】
〒760-0062 香川県高松市塩上町3丁目12-3
TEL/FAX 087-887-2626
E-MAIL hana-hiyo@mf.pikara.ne.jp
営業時間 10:00~18:00
定休日 日曜日

当院からの距離:343m

01.当院の施術について

カイロプラクティックには様々な施術法があります。
代表的なものは
・ディバーシファイドテクニック
・ガンステッドテクニック
・アクティベータメソッド
・AK(アプライドキネシオロジー)
・SOT(仙骨後頭骨テクニック)
・トムソン(トンプソン)
・ニモ
・HIO(ホールインワンテクニック)
・ローガンベーシック
・コックス(屈曲伸延療法)
などなど

当院では現在、『アクティベータメソッド』と『カイロプラクティック神経学』というテクニックを主に行っております。
このページでは当院での施術法について詳しく書いていきたいと思います。

02.アクティベータメソッドとは

足長検査を用いて、神経の機能異常を分析し、アクティベータ器でピンポイントに矯正して正常化していく療法です。
その特徴は検査法、アクティベータ器での矯正です。
カイロプラクティックの本質は「神経のトーン」を正常化するものであり、臨床研究に基づいてそれを追求したカイロプラクティックテクニックです。

わかりやすくいうと
アクティベータメソッドは神経の命令を身体にしっかりと伝わるようにする療法です。
神経の命令がしっかり伝わることで、筋肉が骨をしっかり支えてからだが強く元気になります。
また自律神経の働きもよくなることで内臓の働きも元気になってきます。
患者さんにいろいろな運動をしてもらい、足の長さをみながら、どこが悪くなっているかみつけだしてアクティベータ器で関節をパチンと振動させます。
その刺激で神経の働きは正常になり、神経の命令がしっかり伝わるようになります。
神経の働きが正常になることで、免疫力が高まったり、自律神経のバランスがよくなったり、痛みがなくなったりして健康になっていきます。

アクティベータ・ネットワーク・ジャパンのHPにフラッシュ絵本があります。
わかりやすくまとまっていますので1度ご覧になってください。
(こちらをクリック)
スマホやタブレットの方は見れないかもしれません

03.アクティベータメソッドの特徴 その1(検査法)

西洋医学ではMRI、CT、レントゲンのように「静」をみる検査をおこないますが、
アクティベータメソッドではアイソレーション検査という「動」を診る検査をおこないます。

それはアクティベータメソッド特有の臨床研究に基づいた神経反射検査で、
手あげたり、首を傾けたり、、、いろいろ関節動かしていただいて、身体に防御反射が起こるか、起こらないかを診ていくものです。
防御反射が起こると、筋肉が身を守ろうと反応し緊張するため、下肢長差に変化が生じます。
そういった下肢長差の反応を診ることによって「神経の命令」がしっかり伝わっているか評価をします。

(例)患者さんが右手を上げる。(検査時はうつ伏せです)
   ・右(左)足が短くなる→異常
   ・足の長さが変化しない→正常

このように右手上げたり、左手上げたり、両手挙げたり、いろんな動きをして「下肢長差」をチェックし、背骨のどこに問題が起こっているか、その問題は右側か左側か、を判断して矯正します。

矯正した後に同じポーズをとっていただき、もう一度「下肢長差」を診ることで、いまおこなった矯正できちんと問題が取り除かれているかどうかがわかります。矯正結果が客観的にすぐ判断できるというのもこの検査法の特徴です。

2013/12/29追記
もっとわかりやすくテントに例えてみます
テントのがしっかり建つためには「支柱」と「ロープ」が必要です
数本のロープがバランスよく一定の張り感で支柱を支えています。
アイソレーション検査というのは、ロープ1本1本を確認し、しっかり杭が刺さっているか、ロープがゆるんでいないか、ロープが強すぎないかをみていくものです。

他にもストレス・プレッシャーテストというテストがあります。
わかりやすく例えると映像がきれいに映らないテレビのアンテナの方向をいろいろ動かしてみて、どこで映りが良くなるか・悪くなるかといった検査です。
関節や皮膚に軽く刺激を加えて、どういった刺激で神経機能が正常に働き、どういった刺激で悪くなるかを診て、身体の状態を分析していきます。

04.アクティベータメソッドの特徴 その2(矯正)

アクティベータメソッドの矯正はアクティベータ器という器具を使います。
狙った関節をピンポイントで矯正できるのが特徴です。
また首を捻ったり、回したりせず、まっすぐ向いた一番リラックスしている状態で矯正でき、矯正部位以外に余分な力が加わらないので非常に安全です。
ですから、小さなお子様からご年配の方まで安心して施術を受けることができます。

矯正の刺激も手の矯正とは違い、いつも決まった力、振動数で矯正できます。
いつ来院されても、いつもと同じとても心地よい刺激をお届けできます。

肩や肘、手、股関節、膝、足首などの四肢関節においても従来の矯正法に比べてピンポイントに矯正できるようになり、即効性が期待できるようになりました。運動選手の能力向上にもつながります。
また顎関節のように繊細な関節に対しても矯正が可能になり、顎関節症の方にも大変喜ばれています。

アクティベータ器の矯正スピードは手の矯正に比べて約200倍早いといわれています。
そのため弱い力で矯正ができるのです。
「最小の力で最大の効果を得る」というのも特徴のひとつです。

また手技での矯正に比べて、矯正角度の調節が容易で、コントロールしやすいです。
最近の研究でも矯正角度は神経系反応を引き起こすのに非常に重要とのべられています。
矯正角度を正確にコントロールすることで、しっかりと刺激が伝えることができます。

いろいろと書きましたが、1番大事なのは矯正でサブラクセーション(ゆがみ)が改善しているかどうかであり、その点では手技でもアクティベータ器でもどちらでもかまわないと思います。
でも上記の理由で私はアクティベータ器を愛用しています。