きのしたカイロプラクティック(香川県高松市・木下カイロプラクティック)

国際基準をクリアした本格的カイロプラクティック

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〒760-0063 香川県高松市多賀町2-16-18-1F

01月

パッシブケアとアクティブケア

健康を目指して運動をはじめたのに、かえって体調が悪くなった経験ありませんか?

疲労困憊になり、身体の機能がいちじるしく低下している場合に過度な運動をしてしまうと、
それは身体にとって大きな負担となります。
ご自身の健康レベルによって運動量を調節しなければなりません。

まずはカイロプラクティックなどのパッシブケア(受身のケア)からはじめましょう。
図のように健康レベルの低いときほどカイロプラクティックケアを多く取り入れて、
健康になるにしたがって治療間隔をあけていき、そして体操やストレッチ、ウォーキングなどのアクティブケアを増やしていきます。

active_passive

パッシブケア(受動的ケア、受身のケア)
カイロプラクティックなど

アクティブケア(能動的ケア、意欲的なケア)
ウォーキング、ランニング、トレーニング、体操、ヨガ、ピラティスなど

ストレスに対する身体反応」のページで書いたように、
体調がすぐれないときは、身体はストレスに対して必死に働いて非常にエネルギーを消耗している時期です。
また「疲憊期」のようにどんどん衰弱していっている時期かもしれません。
まずは「静養生」「食養生」「心養生」を心がけてください。
心身は栄養と睡眠とリラクセーションを求めています。
そして、カイロプラクティックケアを行い、自然治癒力を上げて身体の機能を向上させましょう。

体調がよくなってきたら、少しずつ運動をはじめて体力づくりしながら
定期的にカイロプラクティックで健康管理ケアをしましょう。

ストレスに対する身体反応

医学博士であるハンスセリエは学生時代に、どの病気の患者さんにも顔色が悪い、食欲がないなど同じような症状がみられると感じていました。
研究員となりマウスを使った実験で、騒音や寒冷、回転ドラムによる強制運動、恐怖、痛み、拘束など、様々な刺激に対して共通する反応がみれらることを発見しました。
このような有害な要因(ストレス源)に対して、身体を守ろうと適応するために起こる身体の一連の反応過程を一般適応症候群(General Adaptation Syndrome)と名づけて、
ストレスを受けてからの時間経過とストレス適応状態によって、第1期から第3期までの3つの時期に分類しました。

〔第1期〕:警告反応期 (ショック相と反ショック相があります)
ストレスがかかるとまずは血圧低下、心拍低下、筋緊張の低下などの反応が見られます(ショック相)。
これは有害刺激に対して十分な反応ができず、いわゆるショック状態になっています。
その後ストレスに適応するような働きがはじまり(反ショック相)、血圧上昇、体温上昇、筋緊張も高まってきます。
そしてショック相にみられる兆候がみられなくなります。
下垂体前葉からACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の分泌を介してコルチゾール(ストレスホルモンとも言われています)の分泌が促進されます。
糖代謝をはじめ、タンパク質代謝、脂質代謝など様々な代謝を高めたり、リンパ球の生成や炎症を抑制する作用があります。

〔第2期〕:抵抗期
ストレスに対する適応反応が獲得された時期で、正常な状態を取り戻したかのように見えます。
しかし本当はストレス源に対して適応しようと身体は必死に働いている時期で、非常にエネルギーを消費しています。
いわゆる綱引き状態です。
この時期にストレスがなくなったり、減ったりすれば身体は健康に向かい、
ストレスが持続して、エネルギーを消費し過ぎて枯渇すると次の「疲憊期」に進んでしまいます。

〔第3期〕:疲憊期(ひはいき)
ストレスが持続することによって、副腎皮質ホルモンの分泌が低下し、だんだんと抵抗力や代謝能力が低下していく時期です。
適応能力が減退してしまい、様々な器官が正常に機能しなくなり身体は衰弱していきます。
ストレスがなくならなければ、さらに衰弱していきます。
general_adaptation_synd2

以上のようにストレスが加わると1連の適応反応がみられます。
つまり
ホメオスタシスを妨げるような有害なストレスが長く続くと、やがて身体は衰弱していろいろな器官が正常に機能しなくなる」
だから
「早めにストレス源に対処していきましょう」
「まずは食事、睡眠、呼吸を十分にとり、エネルギーを補給してください」
「よくなろうと運動などをがんばりすぎてエネルギーを消費しすぎないようにしてください」
ということです。

ストレスにも「良いストレス(eustress:ユーストレス)」と「悪いストレス(distress:ディーストレス)」があり、
ヒトにはある程度のストレスが加わるほうが健康のためには良いです。
以前にもいったようにヒトには「刺激」が必要不可欠。
長期的なディーストレスを減らして、心身に心地よい刺激(ユーストレス)を与えましょう。

間違いだらけのインフルエンザ

テレビ番組「全力教室」で国立感染症研究所の長谷川秀樹博士が講義をしていましたのでまとめてみました。

①インフルエンザはほとんど全ての人がかかったことがある。
「インフルエンザにかかったことがない」という人いませんか?
でも長谷川先生によるとそれが大きな間違いだという。
それはどういうことか?

インフルエンザウイルスはどこにでも存在しうる病原体で、地球上に住んでいてインフルエンザにかからないでいられることは難しい。
本当にかかったことがない人は生まれたての赤ちゃんぐらいで、ほとんどの人は子供の頃にかかっているはずです。
その時についている免疫があるから現在軽く済んでいたり、症状がでなかったりする。
インフルエンザにかかると38度から40度ちかくの高熱が3〜5日続く症状が出ると言われています。
しかしインフルエンザに感染したからといって全ての人が高熱が出るわけではない。
インフルエンザにかかったことがないという人は、免疫の働きが強くて、インフルエンザ特有の高熱が出ないためかかったことに気付いてないだけなのです。

②インフルエンザは空気感染しない。
インフルエンザは空気感染ではなく、咳やくしゃみのしぶきを直接受ける飛沫感染でうつるといいます。
鍋などで同じものを食べたとか口からうつるものではなく、あくまでウイルスを含んだしぶき(飛沫)が鼻やノドの粘膜に到達してそこで感染が成立する。
つまりインフルエンザ感染者と同じ料理をつついたからといってうつる可能性はかなり低いのです。
インフルエンザウイルスは鼻やノドの粘膜についたあと細胞に侵入し一気に増殖していきます。
インフルエンザにかかると40度近くに高熱が出るのはこのウイルスの急激な増殖を抑えるためなんです。

③インフルエンザの高熱は危ないということでではない。
熱がウイルスに対してどういう働きをするかというと、ウイルスが増えないように体の防御機能として働いている。
インフルエンザウイルスにはもっとも増殖しやすい温度がある。
それが通常の鼻やノドの粘膜付近の体温である「33度」。
つまり体が高熱を出すのは、ウイルスが増殖しにくい環境にするため。
だから熱を無理矢理さげることはない。
(ただし小児は38.5度以上の熱で熱性けいれんを引き起こす可能性があるので医師の処方に従って熱を下げる必要があります)

④予防はどうすれば良いか?
〔インフルエンザ予防3大ポイント〕
1.咳やくしゃみには近づくな!
しぶき(飛沫)はどれくらい飛ぶかというと、約2m飛びます。
咳やくしゃみのその範囲には近づかない。

2.マスクと手洗い
直接しぶき(飛沫)を浴びないためにマスクをしたほうが良い。
手洗い、特にアルコール消毒が有効。

3.ノドは湿らせておく
ノドの奥がカラッカラに乾燥している方は要注意。
ノドが乾燥していると、ノドで働く免疫が十分に機能を発揮できない。
ノドには感染を予防するような成分が粘液の中にあるので、乾燥しているとそれが十分に発揮できない。水やお茶でノドを潤しておく。

うがいが入っていないのはなぜか?
インフルエンザウイルスがノドの奥にくっついて、30分以内には細胞の中に入ってしまう。
なので家に帰ってきてからうがいをするだけでは不十分。

あとストレスのない生活をするのが望ましい。
ストレスは免疫力低下につながり、感染した時に重症化しやすくなってしまう。

なぜ死亡や重症化するか?
インフルエンザに感染したら子供の脳症とかお年寄りの方が肺炎などの合併症などが起きやすく、インフルエンザに関連した死亡者が年間に1万人くらいいます。
なんで肺炎になるか?
われわれの呼吸器には線毛細胞というはけの様なものがあって、外から入ってきた異物をかき出しています。
ところがインフルエンザに感染するとノドの線毛細胞が死んではがれてしまってつるつるになってしまう。
異物をかき出す機能が低くなって別の菌が入りやすくなってしまい肺炎などの合併症が起きやすくなってしまうのです。

予防接種の効能
インフルエンザを治すためには体内の免疫システムをできるだけ早く立ち上げることが重要。
その手助けをするのが予防接種。
体内に死んだウイルスを取り込み、人為的に体内の免疫システムを働かせて抗体をつくるもの。

インフルエンザの予防接種をしたがインフルエンザにかかりました、なぜですか?
インフルエンザの予防接種は感染を予防するものではなく、重症化を予防するもの。
ですから感染自体は予防できません。
あくまで重症化を予防するためのものなのです。

なぜ感染を予防できないか?
インフルエンザとはウイルスが鼻やノドの表面について感染する病気。
しかしワクチン注射で作られる抗体は血液の中にできる。
つまり感染そのものを防いでないのでかかってしまう。
しかしそれを拡がるのを血液の中の免疫が抑えるのです。

もし鼻とノドに免疫が出来ればピシャッと感染を抑えられると思いませんか?
実は、鼻に噴霧する生ワクチンがあるんです。
アメリカやヨーロッパでは認可されていますが、日本では認可されていません。
生ワクチンにはリスクがあるんです。
生ワクチンは生きたワクチンを弱めて使っているワクチンなので、実際感染してしまうことがある。
長谷川先生は、安全性の高い不活化ワクチンの経鼻ワクチンを研究中。
試作段階ではすごく効果をあげている、5年後をめどに実用化を目指している

ホメオスタシス

ホメオスタシスとは「同一」を意味する「homeo」と、「平衡状態」を意味する「stasis」からつくられた、生体の「恒常性の維持」をあらわす用語です。

私たちの身体は、気温や気象などの様々な外部環境の変化が起こっても、常に体温、血圧、pH、血糖、体液の浸透圧などの身体の内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする働きがあります。
(例)体温が上がれば汗をかいて体温を下げたり、逆に体温が下がれば体内の脂肪を分解して熱を産生したりして、体温を一定の温度に保とうとしています。

ホメオスタシスは「自律神経系-免疫系-内分泌系」の相互作用によって維持されています。
ホメオスタシスを維持することによって私たちの健康は守られているのです。
しかしストレスが長く続いたり、強いストレスが起きるとホメオスタシスの維持が出来なくなり、健康を害してしまいます。

ですから生活環境を見直してストレスを減らすことが大事です。
「カイロプラクティックとは」の「02.病気の原因とは」でお話した5大ストレスをもう一度書きます。
〔肉体的ストレス〕
働きすぎ、睡眠不足、怪我(外傷)、同じ姿勢、悪い姿勢

〔精神的ストレス〕
対人関係、先行き不安、怒り、嫉妬、憎しみ、悲しみ、恐怖、落ち込み、悩みすぎ、心配しすぎ

〔栄養的ストレス〕
食べすぎ、飲みすぎ、栄養失調、添加物、薬物、糖質のとりすぎ

〔環境的ストレス〕
気圧変化、高温、寒冷、環境汚染、化学物質、花粉、ハウスダスト、紫外線、騒音、雷、台風

〔生物的ストレス〕
ウイルス、細菌、ダニ、ノミ、カビなど

これらのストレスがたくさんある方は要注意です。
ストレスの反応には「警告反応期」「抵抗期」「疲憊期」があり、長期にストレスにさらされると身体機能が正常に働かなくなります。
生活を見直して早期に改善していきましょう(今日から改善していきましょう)!
ストレッサーがなくなったり、減ったりすれば、身体は健康な状態に戻ろうとします。
そしてカイロプラクティックケアをおこなうことで、身体はより早く改善していきます。

日曜9時フジテレビ「全力教室」が面白そう

次回のフジテレビ「全力教室」はインフルエンザのスペシャリストの長谷川先生の講義です。
誰も知らないインフルエンザの真実を教えてくれるみたいです。
予告見ていたら、面白そうだったのでお知らせします!
興味のある方はぜひチェック!!

受験生をもつ親御さんへ

(ラジオより)
朝のラジオで医師が受験生をもつ親御さんへアドバイスをしていました。

・「あなたなら絶対合格するよ」などとは言わない。
絶対とかいう言葉を使うと、受かって当たり前、落ちたらどうしよう、、、となり
心理的プレッシャーになってしまいます。

・何回も「大丈夫か?」みたいなことは言わない。
大丈夫ではないところばかりを探しすぎてしまう。

・縁起をかついで「とんかつ」を前日夜や当日に食べない。
とんかつはたんぱく質と脂質が多いの消化にエネルギーを費やしてしまう。
朝はエネルギーになりやすいおにぎり(鮭やたらこ)がおすすめ。

とのことです。

受験は本人より親御さんが心配になりすぎてしまっている場合があり、
知らずのうちに心理的プレッシャーをかけてしまっていることが多いようです。
いつも笑顔でニコニコしている良いです。

以上ラジオ情報でした~。

痛みに対するイメージ療法

まず仰向けもしくはイスに座ってリラックスし、かるく目を閉じましょう。

自分の痛みの部位に対して、意識を向けましょう。

そこにどんなイメージがあるか言ってみてください。

レンガがのっている。
筋肉が鉄板になっていて錆びている
釘が刺さっている
ヒルが暴れまわっている
黒色になっている
などなど、このようなイメージを持っている方々がいました。

自分のイメージが大事です。
自分の持っているイメージをそのまま表現してみてください。

今度はそのイメージがどうなれば痛みが消えていくかイメージしてください。
レンガが小さくなって消えていく
錆がなくなって鉄板がかっこいい鎧になっていく
釘が抜ける
ヒルがどこかに旅立つ
黒色が明るい白色になる
などなど。
イメージがどう変化すれば、痛みが消えていくか考えて見ましょう。
これも自分のイメージを大切にしてください。

息を吐きながら、イメージの改善を行いましょう。

このイメージ療法で痛みに対する顕在的、潜在的なストレスを改善します。

動養生(2014/1/11更新)

動養生とは「運動」に関する養生法です。
そもそも関節とは動くためにありますので、しっかりと運動して動かすことが大事です。
毎日大きく身体を動かすことで広い可動域が維持できます。
手を上げることが普段の生活でなければ、いつのまにか手が上がらなくなっていたりつらい症状で悩むことになります。
1日1回でも大きく動かすことで自分の身体の状態も把握することができ、いち早く異常に気づくことができます。
運動は自律神経系にもよく、身体をしっかり使って、しっかり休めることで内臓もしっかり働くようになってきます。

書籍によってはいろいろな動養生が記載されていますが、ここでは広く「運動」ととらえストレッチや体操、呼吸法などのいろいろな運動療法を紹介していきます。

〔ストレッチ〕
肩と首のストレッチ 2014/1/9 UP
腕のストレッチ 2014/1/8 UP
下腿のストレッチ 2014/1/7 UP
職場でできる簡単ストレッチ基礎編 2014/1/5 UP
おしりの筋肉のストレッチ 2014/1/5追記
胸の筋肉のストレッチ 2014/1/4 UP
お尻持ち上げ体操 2014/1/4 UP
背中と肩甲骨のストレッチ 2013/12/25UP

〔体操〕
腰痛体操 2014/1/11追記